Tokyo Police Club / Elephant Shell

28 Jun
2008
tokyo_police_club

名前が、なんか、あれだよね。

2005年オンタリオ州ニューマーケットで結成された4人組。
2006年にデビューEPリリースするも、カナダ国内のチャートで194位止まりだったが、2007年、2ndを発表したすぐ後に、1stからのシングルカット曲“Cheer It On”が、「Rolling Stone」誌の”ベストソングズ・オブ・ザ・イヤー”の一曲に選ばれ、バンド自体も「NME」誌の”NEW NOISE 2007″に選ばれ、国外にてブレイクを果たす。
2007年は彼らにとってまさに飛躍の年だった。デビューアルバムを引っさげてコーチェラグラストンベリーロラパルーザバンバーシュートレディング等の大型フェスに次々に登場。出すぎだろ。。
The StrokesThe White Stripesを彷彿とさせるサウンドで、Death Cab For Cutieなどと並び称されるポストロック界のニューヒーローへと成長した。(言いすぎか?)

デビューEPでの収録時間が16分22秒とあまりに短いため、批判が相次いだが、そんな中「UKULA」の取材に対してグラハムがこう答えた。
“It’s very quick, quick, quick, one, two, three. Some of the songs don’t have a lot of space in them and the album doesn’t have a whole lot of room to breathe, but I think in the case of an EP this is a really good thing.”
“速いね。本当に速いよ。曲は一切余分な所がないし、アルバム全体にも息つく間もない。でも、EPの場合、それがマジでいい事だと思うんだよね。”

グラハムが言った言葉は実に的を得ていた。
EPでは、物足りなくなるぐらいのインパクトを残し興味を引かせる。
そして期待で満ちたところで、自分らの音楽をじっくり聴かせてやるんだ。
事実、デビューアルバムではEPになかった”余裕”が一曲一曲に散りばめられている。相変わらず曲自体は短いのに、ゆったりしている。まさに音と音の間に”a lot of space”があるのだ。
EPに収録されていた曲が一曲もないあたりも、思い切ったようでその実、計算の上なのだろう。

♪Cheer It On


まずはやっぱりこの曲を♪

♪05 Tessellate


癒されるな~。

♪Nature of the Experiment


これもEPに収録。

♪03 Graves


改めて、ジャケットデザインが秀逸だと思った。
Dave Monks(vocals,bass)
Josh Hook(Guitar,Percussion)
Graham Wright(Keyboards, Vocals)
Greg Alsop(drums)

『A Lesson in Crime EP』-2006/04/18 A Lesson In Crime - Tokyo Police Club
『Smith EP』-2007/02/14 Smith - Tokyo Police Club
『Elephant Shell』-2008/04/22 Elephant Shell - Tokyo Police Club

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