Delays / Everything’s the Rush

06 Aug
2008
delays

Delaysの3rdが出ていたのをすっかり忘れてました。
たまたまラジオでWild Beastsを聴いて何故か思い出しました。笑
声が若干似ている。。

サウサンプトン発の4人組。
Manic Street PreachersThe La’sから強い影響を受けた”Corky”というバンドが始まり。この頃はリード・ギターはDan Hallというメンバーだったが、Aaronが加入し、Gilbert兄弟の2枚看板となる前にDanは脱退した。

バンド名を”Idoru”と変え、2001年11月にThe Jesus and Mary Chainの所属する「Blanco y Negro Records」からEPを1枚リリースした後、バンド名を現在の”Delays”とし、日本でもお馴染み「Rough Trade Records」と契約、2004年4月にデビューアルバム『Faded Seaside Glamour』をリリースした。

余談ではあるが、かつてDinosaur Jr等も所属した「Blanco y Negro Records」は、「Rough Trade Records」の創立者ジェフ・トラヴィスがRough Tradeを去った後に創立したレーベルである。

2003年7月にリリースされた2ndシングル”Hey Girl”がUKシングルチャートの40位に食い込み、ジワジワと人気を博し、Franz FerdinandManic Street Preachers等のツアーサポーターの位置を獲得し、1stアルバムはUKアルバムチャート17位を記録した。

2006年3月に2ndアルバム『You See Colours』をリリースすると、彼らの曲はBBC Oneのフットボール番組「Match of the Day」の番組内とCMに使われ、さらに1stに収録の”Long Time Coming”がイギリス放送広告のナショナル・キャンペーン曲と、アメリカの宝石広告曲に起用されるなどの飛躍を見せ、この年のUKの主要な夏フェスに相次いで招待された。
さらに2ndトラック”Valentine”のPVがMTVでヘヴィ・プレイされ、BBC Twoの「Top of the Pops」でテレビ出演を果たす等、メディア露出も増えていった。
Rough Trade Records」と相互の同意により別離するが、同年12月に、元「Polydor Records」でThe Cureを発掘したChris Parryのレーベル「Fiction Records」と契約を結ぶ。Snow Patrol等、数多くの人気バンドを抱えるFictionとの仲は好調で、彼らはメインストリームへのステップを確実に掴んだ。

2007年11月にEPを出し、そしてスペインでレコーディングされた今作『Everything’s the Rush』もリスナーからの温かい反応と、ささやかな成功を受け取っている。

日本での知名度は低いように思われるが、得てして彼らのようなバンド(爆発的ヒットはなく、じわじわ人気の出たタイプ)は外国での反応はこんなものだろう。
気が付いたら、そこにいた。みたいな。笑
まるで狂騒のようなヒットをしても、実力の伴わないバンドはすぐ消える。
温かく見守られ、確実にファンベースを増やすバンドこそ、実力があるという事ですね。

グレッグの美しいファルセットと力強い低音のハーモニーは一度聴いたら病みつきになります。
地味に、大好きなバンドの一つ。

Greg Gilbert (Lead Vocals,Guitar)
Aaron Gilbert (Keyboards,Vocals)
Colin Fox (Bass,Vocals)
Rowly (Drums and Percussion)

『Faded Seaside Glamour』-2004/04/05 Faded Seaside Glamour - Delays
『You See Colours』-2006/03/06 You See Colours - Delays
『Everything’s the Rush』-2008/05/05 Everything's the Rush - Delays

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