Sugarplum Fairy / First Round First Minute

26 Jun
2008
sugarplum_fairy

メディアの扱いや、プロデュース方法の違いなどのおかげで、本国での人気と日本国内の人気が一致しない例を挙げたらキリがない。

スウェーデンに関して言えば、The Hivesは3rdが14カ国でチャートインし、全世界的ヒットと言えるし、Mando DiaoはUKでこそスルーされている(ひどいぐらい)が、スウェーデン、ドイツ、日本を中心に8カ国ほどでファンベースを掴んでいる。Kentは国内では最も人気があるバンドだが、外国ではあまり目立たぬ存在だ。
現在、NeverstoreKid Downがキッズの心を掴むスウェーデンで、不動の人気を誇っているのがSugarplum Fairyだ。

他国では、どうしてもMando Diaoの弟分のポジションから脱却できず、正当な評価を受けていない感があるが、そもそものバックグラウンドが違うし、音楽性は大分異なる。
しかし、正当に評価されていないにしても、Mando Diaoの弟分というだけで、ドイツや日本での人気も高い。

Victor Norén(Vocals, Bass, Guitar, Percussion)
Carl Norén(Vocals, Guitar, Harmonica, Organ)
David Hebert(Bass, Organ)
Jonas Karlsson(Guitar, Backing vocals)
Kristian Gidlund(Drums)

『Young & Armed』-2004/09/29
『First Round First Minute』-2006/08/30 First Round First Minute - Sugarplum Fairy

結成はノリアン兄弟がそれぞれ7歳と9歳なので…1992年頃になる。本格的な活動は1999年から。
地元ボーレンゲのガレージで延々練習していた彼等は全員10代のうちにデビューEPをリリース。その後リリースしたシングルと共にスウェーデンのチャートでロングランを見せる。
その後出たアルバム2枚と、スウェーデン、ドイツ、日本でのツアーにより、各国で高い評価を得る。
1stの頃はヴィクターとカールがそれぞれ作曲をしていた。若さを前面に押し出し、ポップセンスを見せ付けた。
2ndは二人の共作がほとんど。10代の頃とは一味違う、素晴らしい出来になっている。これを名盤と言わずして、何を語れよう。

♪05 Marigold


一発目のギターの音でノックアウト!

♪01 Last Chance


I say I don’t know why you should stay
She walks away she wants you~♪

♪02 She


大好きな曲です。

♪04 The Soul of the Sun


これはマンドゥっぽいな…。

バンド名のSugarplum Fairyとは、チャイコフスキーの「Dance of the Sugar Plum Fairy(こんぺい糖の精の踊り)」から、来てい…ません。
ビートルズの「A Day in the Life」という曲のとあるバージョンで、ジョン・レノンが「sugar-plum-fairy, sugar-plum-fairy」と口ずさんでいたところから拝借したそうです。

Comments & Social